合気道天照会

合気の指導:岡本先生の合気を次の世代へ

天照会では岡本先生から受け継いだ合気を次の世代へと指導しています。



岡本先生との「約束」である先生の合気を次の世代に残す事は、僕が岡本先生に託された使命でもあります。では僕よりも年上の人は駄目なのかと言われるとそういう訳ではございません。そんな事言ってしまったらまだ30代の僕よりも多くのお弟子さんが年上になってしまいますから。ただ、ちゃんと子供に合気を伝える事がとても重要だと考えています。僕にとっては弟子にすごいと崇める事よりも、弟子が出来るようになる方がうれしいからです。岡本先生は合気を次世代に残すプログラムを作る事は出来ませんでした。そんな中僕が入会した事は合気と言うものをプログラム化し、しっかりと僕が次世代へ伝えていけるようにカリキュラムを作ったのはある意味運命だったのかも知れません。僕はまだ若いので後50年は生きるつもりですが、いずれは僕も死ぬでしょう。もしかすると明日交通事故で死ぬかもしれません。僕がいなくなった後も、技がちゃんと継承されていくようにしないといけません。

女子高生でも合気は使える



今現時点で合気の術理とかけ方まで伝授しているのは弟子の中では2名だけです。技の精度は当然稽古量と錬度によりますが、合気と言うもの自体は達人が極めないと出来ない物では無く、正しい知識とかけ方を知っていれば誰でも出来る技です。重要な事は正しい知識とかけ方を理解しているかどうかです。これを知らなければ、目隠ししてバッティングセンターでバットを振るような物でせっかくの練習もまったく意味が無いからです。正しいかけ方を理解した上で練習すれば、一回一回の稽古に無駄が生まれることも無く効率的に合気を上達させる事が出来ます。



2名の内の一人である女子高生は、合気の理解もよろしく私の稽古のアドバイザーともなっています。また岡本先生の技を受けた事があるのは、道場では僕と中村さんのみです。受けた事の無い人が正しく技を理解し検証できるように、師匠としても合気をかける一方では無く積極的に技を受け正しいフィードバックを与えています。

具体的な合気習得のカリキュラム



合気の技やポイントなどは稽古中に指導いたします。

天照会は合気道の道場であり、大東流の道場ではありません。したがって、合気道の技をしっかりと習得された方に合気のかけ方と術理を指導します。。

具体的には、3級を受かった方に合気のかけ方を指導します。3年ぐらいが目安でしょうか。一人でも出来る合気の稽古道具もお渡しします。

術理は初段審査に合格した方に伝授いたします。初段は私の合気道と合気を世に広め後世に伝えてくれる意思のある人にだけ渡します。私の動画を見て、岡本先生の合気を体験してみたい、覚えてみたいという方が多くいらっしゃいますが、それはそれでありがたい事ですが、ただ合気を覚えたいと言う方には、初段を受ける資格は残念ながら天照会ではございません。年齢は問いませんが、私の後継者になる人にだけ合気の全てを伝授するつもりです。これは私の唯一のエゴです。

見学にこられる方、見学の段階で私のこの有資格者かどうかのテストが行われていることを覚えておいてもらえればと思います。

合気を追求する楽しさ

私の道場では、高弟や中村さん、そして当然私ももともと岡本先生に興味があって天照会に入っている分けではなく、たまたま私がやっていたからやっている分けで、私と高弟達のつながりに合気は関係無く、それ以外の信頼関係によってなりたっています。この信頼関係があるから彼らに隠さず教えています。合気の全てを知りたければ、何よりも信頼関係を築いていただければと思います。

ただかけ方は、3級まで行けばちゃんと指導します。それ以上の事は私の口から聞くよりも自分で追求する方が楽しいと思います。私もそうでしたが、合気は習得までの研究を楽しむ物です。もちろん出来るようになれば楽しいですが、おそらくは現在に残る最後の秘境であり、フェルマーの最終定理のような謎のような物です。解明するのにロマンがあると思います。ですから、無理して初段まで目指さなくても、答えに行き着くまでの研究の場として参加するのも有りだとは思っています。

ただし、岡本先生が幸道会の後輩に向かって、「ビデオでも何でも好きなだけ撮ればいい。どうせ見たって分からない。」と豪語したように、動画を見ても絶対に分かりません。私がこれだけの事を文章に書き、あれだけの秘密を動画で流しているのは、絶対に見ただけでは、体験しただけでは分からないと断言できるからです。では、見るのはまったく無意味かと言うとそうではなくて、道も分からずに合気を目指している人に対する道しるべにはなるとは思っています。360度荒野の土地にある程度目印になる指標でしょうか。荒野を目印も無く歩いてもどこにも行き着かず時間の無駄ですから、そうはならない程度には指標としての役には立つと思います。合気上げの動画のように。

ちなみに、禁句を一つ教えておきます。入会もしないで「合気上げを体験してみたい。かけてみてください。」は僕にとっては禁句です。この台詞を言った時点でもうまじめに相手する気ないですのでお気をつけください。

子供にも合気を指導



天照会では子供に合気の楽しさを体験してもらっています。 その上で、小さいころから合気の稽古を重ね早い時機からの習得をしてもらえるように指導しております。子供は特に合気の技を受けるのが楽しいようです。子供のころから合気をしっかりと体験していれば、大人になった時の理解も早いと考えております。中学生ぐらいで合気に開眼するような子供が現れる日が来るのが楽しみです。また子供は嘘の無い反応をしますので、自分にとっても合気の稽古をする上では良い練習相手です。

合気上げについて
合気下げについて
触れ合気と踵が上がる事について
岡本先生の合気を次の世代に伝える